これまで浮腫は妊娠中毒症のひとつとされてきましたが、現在では無関係とされ、浮腫であれば心配いりません。妊娠28週未満で浮腫が発生した妊婦の1は、後に高血圧や蛋白尿を合併しているため対策を。食塩の摂取は10g/日以下、発症したら7〜8g/日程度に。
妊娠中毒症は、妊婦さんにとってはまるで「ふとりすぎ」「塩分の摂りすぎ」が原因であり、妊娠中毒症の治療はカロリー制限や塩分制限であるかのように思われているふしがあります。
症状として出てきた高血圧に対する対症療法に過ぎません。
わかっているのは、妊娠中毒症の人は、細胞「内皮細胞」が壊れ、血管が、硬くてきめの荒い状態になっている、ということです。
通路がせまくなって高血圧になったり、血管内にとどめておくべき水が体内に洩れてむくんだりするのです。
妊娠中毒症の本当の原因なのですが、この部分は十分に解明されていません。
妊娠中毒症は、軽症のうちには発見できません。女性が痙攣するほど重症化した状態になり(この状態は子癇と呼ばれます)、赤ちゃんともども亡くなってしまったことでしょう。
「妊娠中毒症」という名前になったのは、原因が、妊娠中に何らかの毒ができ、その毒によって病気が発生すると考えられたからです。


